その時姫の父親が動いた
姫に向かって何かを振り下ろした
姫の父親「ふざけるなぁっ!!!」
俺も訳がわからず姫の前に飛び出した
ザクッ・・・
男「・・・!?」
姫「・・・・あ、ああっ!!」
目の前に赤いなんかが飛んだ
そしたらなんか左肩が痛くなった
痛いとかより左肩・・・
厳密には鎖骨らへん?に先輩の包丁が突き刺さってる
男「・・・ぐっ・・・!なにしてんだっ・・・!!」
立っていられず膝をつく
姫の父親「ざ・・・ざまぁみろ!・・・そんなガキをかばうからだ!!」
父親は姫の手をつかむと嫌がる姫を無理やり引っ張って行ことする
姫「いやぁっ!!男!!だぁんっ!!」
姫の父親「このガキはな・・い、生きてるだけで何の価値もない穀潰しなんだよ!!そんな奴かばっても、お・お前がそうやって不幸になるだけだからな!!!」
語尾がなんだかうわずってるこいつも動揺してんなぁ
しかもその言葉を聞いて俺のなかのやる気スイッチがONになった
ただ、カッコいいことは言えない
男「お前はそう思うのかもしんねぇけどよ・・・そいつは俺の大事な・・・。なんだ・・・?ほら、あれだ・・・」
パニックで脳が動かない
男「・・・・俺の姫だ!!!」
だめだ・・・自分でも理解不能
俺は血をだくだく流しながら立ち上がった
姫の父親「・・・は・・はぁ!?」
姫を引っ張る父親を右手で掴んで投げた
