ドラえもん「そのスネ夫君のことなんだ」
ジャイアン・しずか「「!!」」
ドラえもん「裏山に、来て欲しい」
ジャイアン・しずか「「………………」」
ドラえもん「……あそこ」
しずか「ッ! 倒れてるじゃない!」
ドラえもん「多分、そろそろ起きると思う」
ジャイアン「何でそんなことが分かるんだよ!」
ドラえもん「よく分からないけど、制服の女の子が来たからじゃないかな」
ジャイアン「は? 何言ってんだよドラえもん」
スネ夫「………………ハッ」
しずか「気がついたのねスネ夫さん!」
スネ夫「……ここは、どこ?」
ジャイアン「裏山だ。それよりお前なんでこんなところに」
スネ夫「裏山? どこの」
しずか「どこのって……」
ジャイアン「まさかスネ夫お前」
ジャイアン・しずか「「記憶喪失……」」
しずか「記憶がないパターンね、珍しいけど事故とかだったら頭をやられているからありそうだわ」
ジャイアン「ん? とりあえずスネ夫何か覚えていることはないか?」
スネ夫「名前は覚えてる。”スネ夫”それだけ」
スネ夫「それと、”天使”」
しずか「天使? どういう意味?」
スネ夫「その前に、君たちは誰なの?」
ドラえもん「君の味方だよ」
スネ夫「味方? 友達とか仲間じゃなくて?」
ドラえもん「言い方はどうでもいいさ。ただ僕たちと君は知り合いってこと」
ジャイアン「それで”天使”ってどういう意味なんだよ」
スネ夫「……分からない。ただ、言葉だけが頭の中に渦巻いてるんだ」