ポニョ、そうすけ、好き?
ポニョ「ねえそうすけー!ポニョも女子高生になりたいよ!ポニョもそうすけと同じ学校に通いたい!」
宗介「ポニョは魚だろ?高校には通えないよ」
ポニョ「ポニョは人間だよー?」
宗介「だったらそのアホみたいな話し方やめろよ。恥ずかしいな」
ポニョ「恥ずかしくないよー」
宗介「恥ずかしいよ。じゃ、リサ、学校行ってくる」
リサ「はーい。いってらっしゃい。気をつけてね」
宗介(ポニョがうちに来て10年。僕はもう高校1年生だ)
宗介(10年前、僕は5歳だったし、わけもわからずポニョを好きだと思ってた)
宗介(でも……今は違う)
クミコ「宗介-!学校行くんでしょ?一緒に行きなさいよー!」
宗介「クミコちゃん。おはよう。今日もかわいいね」
クミコ「当たり前でしょー?」
宗介「髪、切った?」
クミコ「もー宗介ってば!気づくの遅いわよー!それは一番最初に言うべきことでしょー!」
宗介「はは…ごめんごめん」
宗介(クミコちゃんは怒った顔もかわいいな)
ポニョ「……そうすけ」
ポニョ「そうすけ、学校行っちゃった。リサも仕事に行っちゃった」
ポニョ「ポニョひとり。ポニョも学校行きたい」
ポニョ「……ポニョ、ポニョ女子高生になるー!ポニョも学校行くー!」