しずか「とりあえず病院にいきましょう」
スネ夫「……ありがとう」
ジャイアン「立てるか?」
スネ夫「……大丈夫」
しずか「スネ夫さん! そっちは崖よ!」
ジャイアン「スネ夫!」
スネ夫「ッ!!」
ドラえもん「スネ夫君!」
しずか「……落ち……た」
ジャイアン「ドラえもん何とかできねぇのかよ! ああなっちまったらもう……もう!」
ドラえもん「大丈夫だよ」
しずか「大丈夫って、どうしてそんなことがいえるの!? 崖から落ちたのよ!」
ドラえもん「なんとなく、かな」
ジャイアン「なんとなくってなあ! 大丈夫なわけねぇだろう!」
しずか「………………」
ジャイアン「しずかちゃん?」
しずか「……ない」
ジャイアン「え? 何?」
しずか「傷一つ、ない」
ドラえもん「ね、大丈夫だったでしょう」
ジャイアン「おーいスネ夫ー大丈夫か?」
スネ夫「……うん」
しずか「よかった、じゃあ早く病院に――」
スネ夫「いや、別に今はいいよ。後で自分で行く」