【※ドラえもん※】空き地に集まるいつもの四人。のび太「パンはパンでも食べられないパンってなーんだ?」

しずか「出来杉さん!本当に素敵!」

スネ夫「出来杉君には敵わないなぁー」

ジャイアン「俺達も勉強になったぜ!ありがとうな!出来杉!」

出来杉が称賛される中、一人みんなの輪を抜けて自宅に帰るのび太。

のび太の部屋。

のび太「うわああああああー、ドラえもーーん!!!」

ドラえもん「どうしたんだい。今日は一段とややこしそうだね」

事情を説明するのび太。

ドラえもん「なになに、スネ夫が『パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?』というナゾナゾを出していた」

ドラえもん「君は屁理屈を言ってからかおうと『パンはパンでも食べられないパン』と断定してるんだからパンだろ、とか屁理屈をいった」

ドラえもん「そしたら知恵遅れの可愛そうな子だと思われた。そこへ出来杉君がやってきて話を丸く納め、悔しいやら後悔やら恥ずかしさでいっぱいだ」

ドラえもん「なるほど。でも、それは君が自分で撒いた種だろう?自業自得だよ」

のび太「だって、だって、夢の中で」

ドラえもん「なに?まだ続くの?夢の中でのび太君が『パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?』というナゾナゾをだしたら」

ドラえもん「しずかちゃんもスネ夫君もジャイアンも出来杉君も屁理屈ばかりをいってわかってくれなかった。だから現実で復讐?」

のび太「そうなんだ、みんなひどいよ。夢の中では散々僕にわけのわかんないこと言ったのにさ、うわああーん!」

ドラえもん「のび太君、あのね」

のび太「うわーん!悔しいよぅ、ドラえもーん」

ドラえもん「そもそも夢の中のしずかちゃん達は君が作り出したものだし、現実にそんな屁理屈が通用するわけないでしょ」

のび太「だって、だって、現実でも夢でもみんな僕を馬鹿にして、ひどいよ」

ドラえもん「はぁー、どうしたもんだろ・・・」

ドラえもん「あ、そうだ!」

のび太「!?」

ポケットの中に手を入れるドラえもん

ドラえもん「ナゾナゾ実現機~」

のび太「ドラえもん!これは!?」

ドラえもん「この機械にナゾナゾと答えを入力するとそのナゾナゾが現実になるんだ」

ドラえもん「例えば・・・『そこにいるとやーねーと言われれ場所はどこだ』、答え『屋根』っと」

ドラえもん「のび太君、外を見てごらん」

のび太が外を見ると大工が恥ずかしそうに作業をしており、通行人から「やーねー」と指を指されている。

のび太「こりゃいいや!さっそく!」

のび太は「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」と入力し、答えをフライパンとした。

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