女「そ、そうだよー。私なんかと一緒に居てくれるだけでも感謝しなきゃ」
女「私なんかが作ったお弁当食べてくれるだけで……」
女「し、しかも褒めてくれるんだよ? 男くんはやっぱり優しいなー」
――これホントに女が作ったのか? やべ、美味すぎ――
女「……! ほ、褒めて……」
――お前ひょっとして料理の才能あんじゃね――
女「あは、あはは、私……なんかに……」
――化粧、すげー似合ってるぞ――
女「……や、優しいの……」じわ
女(楽しいの……一緒に居れるだけで、幸せな気持ちに……)
――あんま勘違いされても困るんだけどな――
女(た、例えそれが……勘違いでも、)
女(便利なだけと思われてても……かまわない、から……)
女「わ、わた……私は……」ぽろ
女(私の気持ちは……勘違いでも、嘘でも……ないから……)
ぽた ぽた
女「……ぐすっ、う、うぅ……側に……」
女「男くんの……ひっく、側に、居たい……よぉ」ぽろ ぽろ