その後サンギン地区での任務が終わり、
クレイグさんは祖国アメリカに帰国する事になりました。
しかし、一度本部基地に戻らなくてはならない彼は
やはりフレッグの存在が気にかかりました。
このまま帰るとフレッグはまた一匹で取り残される事になってしまうし、
かといって、基地に連れて行けば危険があります。
そこでクレイグさんは、フレッグにこのように語りかけました。
「もし俺と一緒に来たいなら、本当にお前がここから出て行きたいなら、それを示してくれ。
なぜならこれはすごく危険なことなんだ。
迎えのヘリコプターがやってきた時、お前が俺についてきたら、それをお前の意思だと受け取るから。」
こうして基地に戻る日の朝を迎え、
迎えのヘリコプターがやってきたとき・・・。
フレッグはいつも通りクレイグさんの足元に居ました。
クレイグさんはその姿を見て
フレッグをダッフルバッグに入れ
このまま基地に連れ込む事を決意し、
ヘリコプターに乗り込みました。