いつもと変わらぬ野原家
野原家
ローンが35年残ったいつもの一軒家
いつものように幼稚園バスが前に止まる
「かあちゃんおかえり~!!」
しんのすけがいつもの挨拶で帰ってくる
「帰って来たらただいまでしょ!」
いつものみさえのお叱り
「かあちゃんおつや~」
「帰ったらまず手を洗ってうがい!」
「昨日やったもん!」
「おバカ!早くしなさい!」
「んも~、我が儘なんだからぁ~」
「ママはお洗濯干してくるからその間にうがいと手洗いしなさいよ!」
「ホイホ~イ」
みさえが庭へ出ていく
「妖怪ケツデカオババはうるさいぞ…」
ぼそっと呟くしんのすけ
「しんちゃ~ん…ちゃんと聞こえてるわよ~…?」
みさえの鋭い眼光がしんのすけに突き刺さる