男「?」
妹「前のデートは上手くいったみたいだから次もこの調子でいかないとね」
男「ちょっとくらいは意識してくれてるかな」
妹「好印象なんて100%ない。今の段階だと良くてプラマイゼロくらい」
男「それ相当まずいんじゃ」
妹「そんなことない。罰ゲームの初デート終わりに負の感情がないなんて普通ありえない」
男「まぁたしかに…」
妹「(聞いてると女さんの性格は変なところで真面目みたい)」
妹「(言われた事はやり遂げる仕事人みたいなタイプね)」
妹「(罰ゲームを途中で投げ出さない……くらいの真面目さなら歓迎だけど)」
妹「…………明日はとりあえず無難なとこから攻めるか」
男「…………」
妹「どしたの?」
男「今後のことなんだけど…」
翌日 放課後 (金)(7/3)
女「(帽子買ってもらうのはイヤだな)」
女「(変なところで借りなんて作りたくないし)」
女「(うーん…)」
女「(っていうか、今日は女友ちゃん何も聞いてこなかったなぁ)」
女「(…………もしかして、飽きたとか?)」
女「(そしたら反故にできるんじゃ…)」
女「(いやでも…)」
男「なんか考え事?」
女「!」
女「びっくりした」
男「そんなに?」
女「……ううん。はやく行こ」
男「了解」
女「(他の人にあんまり見られたくないし)」