男『別れよう』
女『……、』
女「……」ズキ
女「……」
女「……」
女「なんか…」
女「なんかわかんないけど」
女「…………」
女「…………振られるのはイヤ、かも」
女「…………」
女「…………」
女「(人で遊んでて振られるのはイヤって…)」
女「最低だよね」
女「(……でもきっとこんなキツい言い方をされることはないと思う)」
女「(優しすぎるんだ…)」
女「あの図書館に設置されてる一時駐輪」
女「料金かかってたってことは私がメールした時には家を出てたんだよね?」
女「じゃないと計算が合わない」
女「……それなのに嘘までついて」
女「なんでそんなに優しいの…?」
女「他の子にもそうなんだよね?私が特別ってわけじゃ…」
女「もしそうだったら……」
男「……ん」
女「!」
男「あ、やば」ガタッ
女「…………」
男「あ、女さん。起きてたんだ」
男「俺寝てたのか。ごめん」