グニャリ…
姫(魔王の首が曲がって……)
姫「もしもし? もしもーし?」ユサユサ
姫(起きない……)
姫(どうしよう……)
姫(私、魔王を殺しちゃった……?)
姫「どうしましょ、どうしましょ!」
ドクンドクン…
姫「あっ、魔王の心臓はまだ動いてる! 心臓マッサージをすれば……!」グッ
グチュッ
シーン…
姫「いやあああっ! 潰しちゃった!」
「魔王様、どうなされました?」
姫「!」ハッ
姫(魔王の側近が来た! もし魔王を殺したことがバレたら殺人罪に問われちゃうかも……!)
「入りますよ」
姫(こうなったら、私が魔王の死体を動かすしかない!)グイッ
側近「失礼します」
姫(魔王の死体を担いで……私が声を……)
魔王『う、うむ』カクカク
側近「何をしてらしたのですか」
魔王『さらった人間の姫をからかって……遊んでおったのだ』ガクガク
側近「そうですか。しかし我々の目的は打倒勇者であり、人類を支配下に置くことです」
側近「くれぐれも程々に……」
魔王『分かっておるわ!』ギクシャク