【※中学生のび太※】ドラえもん「道具を使って本気で戦いたいだって?」 アニメでは決して放送できない幻の秘話がココに・・・

大佐「ぐっ…!その道具、においを追跡するのか!」

大佐「『甲羅』の効果が切れていれば殺られていた……君は、恐ろしい奴だ…!」

のび太「『甲羅』の効果が切れる?」

――――さっきは『尻尾』がどうとか言っていた…

――――『尻尾』、『甲羅』、そして『透明』の能力…

のび太「そ、その道具はッ!!」

大佐「また会おう!!」

のび太「逃げられた…!こ、この能力…!」

のび太「オ、オエ~~ッ!!」

部屋は強烈な悪臭に満たされた……
急いで窓を開けるも『警察犬つけ鼻』をつけている分
臭いは早々離れるものでは無かった

のび太「く…くっそ~よりによって『屁』をかまされるなんてッ!」

のび太〈完全に仕留め損ねた……恐ろしい敵だ!〉

のび太「オ、オエ~~ッ!!」

※動物型逃げ出し錠
それぞれの錠剤でトカゲの尻尾きり、亀の甲羅篭り、カメレオンのステルス
スカンクのガスが使えるようになる

――――あまりに異質な事件
警察はおろか地元のマスコミまで駆けつけ
学校は慌しさを増し、収集がつかない事態へと陥った

その後、体育館にて緊急集会が開かれ
生徒の安全を考えた結果、一時間授業で切り上げ
学校は一足早く夏休みに突入することになった

モブ男「酷い目にあったよ…今も意識が戻らない子もいるみたいだよ」

出木杉「メディアも黙ってはいないだろうね…前代未聞だよ、テロといってもいい」

スネ夫「しずちゃんどうしたの?元気ないね」

しずか「え、ええ……〈のび太さん…どこ行ったのかしら〉」

のび太「体に染み付いたヘンな臭いが消えない……」

のび太「クラスメイトには勝手に重要参考人だと決め付けられ警察に追っかけられるし…」

のび太「今日は人生最悪だよもう!」

のび太「考えたら帰る家も無いじゃあないか!」

のび太「どこか人気の無い場所を探さなきゃいけない!」

のび太「ウワァめんどくさい!昼寝したいよーーー!」

ジャイアン「よう!のび太じゃねえか!無事だったか!」

ジキルハイドの効力も切れ、疲労もピークに達してる中
よりによって今、一番会いたくない男に声をかけられてしまった


のび太「や、やぁジャイアン……」

ジャイアン「む!なんだその嫌そうな顔は」

のび太「べ、別に嫌じゃあないよ!〈道具はあるけど苦手だなぁジャイアンは…〉」

ジャイアン「そうか、それならいいんだが」

ジャイアン「今朝のあの出来事、ドラえもんだろう?」

のび太「え?」

のび太にとって意外なことであった
しずちゃんでも疑うことのなかったのに
あの『暴』若無人のジャイアンが一発でドラえもんの仕業だと見抜いたのだ

ジャイアン「俺は全てお見通しだぞのび太」

ジャイアン「お前らは俺に道具で報復することはあっても死人までは出さなかった」

ジャイアン「おおかた、ドラえもんのやつがおかしくなったんだろ?」

のび太「ジャイアン……」

ジャイアン「悩んでるなら俺たちにも話せよ!水くせぇじゃねぇか!」

ジャイアン「何も言ってないけどよ……スネ夫だってほんとはわかってるんだ!だけど、疑いたくねぇし、知りてぇんだよ!」

ジャイアン「お前が一人抱え込んでちゃ何もわからねえだろうが!」

のび太はジャイアンに全て話した
今朝の日常離れした出来事…
ジャイアンは一言一句頷いて真剣に話を聞いていた

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