【※中学生のび太※】ドラえもん「道具を使って本気で戦いたいだって?」 アニメでは決して放送できない幻の秘話がココに・・・

ジャイアン「そんな事があったのか…」

ジャイアン「尚更みんなに知らせて対策を練るべきだぞ!相手はあのドラえもんなんだ!」

のび太「ジャイアン…!」

ジャイアン「そうと決まれば行くぜのび太!スネ夫ん家にみんな集めっぞ!」

のび太「君という奴は……なんでこんな時には頼もしい奴なんだ…!」

ジャイアン「急ぐぞ!」

ガンっ!

のび太が背を向けた瞬間である
鈍い音が響き渡ると共に後頭部に激痛が走った

のび太「――――――っ!」

ジャイアン「…悪いなのび太」

よろめきながらも後ろに振り返るのび太
ジャイアンの右手には『黄金バット』が握られていた

ジャイアン「長い付き合いだ。こんな時、俺が何て言うかわかるだろ?」

のび太〈た…立てない……酷い眩暈だ…体が思うように動…か……〉

ジャイアン「こいつは振りさえすれば周りのもの何でも打っちまうバットさ」

ジャイアンが『黄金バット』を思い切り振り上げる

ジャイアン「安心しろ、お前の背番号は永久欠番にとっておいてやる」

のび太〈ほ……本気だ…振り下ろすつもりだ……!避けられない…!〉

ジャイアン「あばよのび太!!」

のび太「っ………?」


のび太が恐る恐る見上げると
ジャイアンが片手を振り上げたまま必死にもがいていた

ジャイアン「さ…さっきの奴が…!俺にこんなもんを貼り付けて命令しやがった…」

のび太〈それは…『伍長』の階級ワッペン…!〉

ジャイアン「このバットでのび太を始末しろって言われてよ…!」

ジャイアン「いいか…!最初言ったのは…本心だからな……!」

ジャイアン「それが急にドス黒い命令が頭の中で膨れ上がって……!」

ジャイアン「…のび太…もう俺の意識は……何とか…してくれ…」

再び血走った眼に戻るジャイアン

のび太「こ…今度こそ殺されるかと思ったけど…ジャイアン…この時間は無駄にはしないよ…!」

のび太はバッグからチューブを取り出し
中の液体を手に垂らしていく…

のび太「…いくら野球が上手くたって…『黄金バット』でもこいつは打ちようがないぞ…!」

※空気ピストルのもと
この液体を指に垂らせば指一本につき一発だけ空気の弾を放てるようになる

のび太「両手に塗った…!計10発だ!くらえ!」

――――のび太の射撃の腕は本物である
かつて空気ピストルで射撃大会を開いた時も一人勝ち残った程だ
生まれる時代が違えば間違いなく名手として
遠い異国の地で名を刻んでいたであろう――――

スパァァン!!!

破裂音とともに衝撃波が大気を震わせた

のび太「―――……バカな…!全部…全部打ったのか!?」

▼ 続きは次のページにて♪ ▼
前のページへ 次のページへ