霊子「ああっ!!危ない・・・」
俺の包丁さばきは見事だった
指を落としそうになるくらい
スレスレを切るので霊子さんが
そわそわしながら見守ってくれている
男「次は・・・」
霊子「これです」
霊子さんが手渡しで
調味料を渡してくれるが・・・・
この光景・・・明らかに俺が光剣で戦う
あのSF映画に出てくる力を使っているようにしか見えない
霊子「ああっ!いれすぎですよぉ・・・」
男「難しいな・・・」
包丁をつかんで食材を切ろうとした時・・・
霊子「こうやって・・・」
霊子さんの手が透けて俺と一緒に包丁を握る
何だか気持ち悪いような・・・
でも嬉しいような
力を抜いても勝手に包丁が動く
霊子
「ちょっと!男さん?
ちゃんと握ってください!」
ふざけてたら怒られた
その時
ドン!!ゴトンゴトン!!
何やら隣がまた騒がしい
姉「おーい!なんか隣がもめてるぞ?」
男「え~?」
面倒だから完全無視
ほどなくしてなんとか焼きそばが完成した
野菜を切ったのは殆ど霊子さんだったが・・・
時間は午後2時・・・
ほぼ30分あたりだろうか?
パトカーやらのサイレンで
俺たちの昼食は中断された
男「なんだ?」
姉「どっかで火事かな?」
サイレンが近くで止まった
男「この辺かよ・・・」
心配になって玄関をでてみると
男「!?」