男「明るく喋った方がターゲットにされない、のかなって」
男「さっき書道部に言ってただろ?」
男「俺って喋る前にこう、考えちゃうんだよ」
男「これって言った方が良いのかな・・・とか」
男「後、よく絡みづらい空気だしてるとか、言われるし」
男「だから明るくさ、接しやすいような人になった方が良いのかな?」
書道部「・・・」
書道部「それができないから難儀してんじゃないんか」
男「でも心がければ!」
書道部「いや、このテーマに付き合った言葉を出したのが間違いだった」
男「は?」
書道部「無駄。無理。それは間違い」
男「ま、間違い?」
書道部「じゃあ明るい奴が無理して演技して話してると思う?」
男「それは、少し位は」
書道部「少し位は、そうかもしれない」
書道部「じゃあ私は?」
男「は?」
書道部「後は自分で考えろ」
男「そ、そこまで言っておいて・・・」
男「何だよ教えてくれよ」
男「俺だって普通に生きてるだけなのに・・・こんな」
書道部「そんなん知らん。私の問題じゃない」