男「か、考えてるよ!考えてるから」
男「悩むし、毎日」
男「お前が、何か答えがわかるなら教えてほしいって思うのは当然だろ?」
書道部「当然だから?」
男「は?」
書道部「アンタにとって教えてほしいって思うのが当然だとして」
書道部「私にとって教えてあげるのは当然か?」
男「は、はぁ!?」
男「お前・・・っく」
男「あのなぁ!」
書道部「私にお前の気持ちなんかわからない」
書道部「私はそんな経験ないから」
書道部「だけど、己が真剣に考えて解決したいと思ってるようにも見えないって言ってんのさ」
書道部「そんな奴に真剣にアドバイスして、反故にされても嫌さね」
男「考えてるよ!真剣に解決したいって!」
書道部「本当か?」
書道部「私には嫌だ。って言って完結してるように見えるけど」
男「・・・・」
男「容赦ないよな。本当」
男「悪かった」
男(これ以上頼んでも教えてくれそうにないな)
男(嫌われるのは嫌だし。今は引くか)
書道部「・・・」