【旅館の部屋】
みさえ「う…何これ…頭が、痛い…」
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みさえ(どうして?力が入らない…今頃、睡眠薬が効いてきたの?)
みさえ(いや!いやよ!)
みさえ(どうして死ぬしか考えなかったの?!)
みさえ(お父さんやお母さんに迷惑かけたって、泥水を啜ったって、何をしたって…)
みさえ(生きていた方がずっと良いじゃない!!)
ドンドンッ!
みさえ「い…やあ…」
みさえ「誰か…開けて…」
ドン…
みさえ「たすけて…」
みさえ「お、願いよ…こども、たちを…うぅっ…」
みさえ(誰か…あなた…)
みさえ(死にたく、ない…)
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みさえ「違う!」
みさえ「違うわ!ドアは主人と破って、換気をして」
みさえ「家族で家に帰った!」
みさえ「…帰った?」
みさえ「…」
みさえ「違う…心中は明日するつもりだった。まだ、してない…」
みさえ「なのに、何でこんな事を思い出すの…」
ひまわり「…うぅ?」
みさえ「ごめんね。ひま…何でもないわよ?」
ひまわり「たあゆう?」
みさえ「…そう言えば、ひまわりのオムツも持って来なかったわ」
みさえ「内線、かけてみましょうか」ピッポパッ