母「なんか姫ちゃんと別れるのが惜しいからって手紙書いてたよ」
へー
男「・・・その手紙はどこに?」
母「そこ・・・」
指差す先は・・・ゴミ箱
男「なぁ?母さんと父さんこれから離婚とか考えてる?」
母「なんでよ~?」
なんで?と聞き返せる母がすごい
ゴミ箱から手紙を拾って読んで捨てた
男「母さん・・・姫は漢字読めないみたいなんだ」
教育のことは親に聞くべし
母「それね~母さんも気になってたのよ」
さすが母
母「あんた大学はどうなの?余裕あるの?」
男「前期まじめにやったからあと何日かで春休み」
なぜここで俺の話?
母「時間ができたら姫ちゃんに勉強教えてあげなさい」
男「勉強って・・・全科目?」
母「漢字だけ読めたってしょうがないでしょ?」
やっぱり考えることが違う。
さすが母
でもそう簡単に教えられたら俺は小学校の教師になってる
男「まぁ、最低限な・・・頑張るわ」
母「本当は高校まで出たほうが良いんだけどね・・・」