男(電車は進む)
男(決められた道に沿って進んでゆく)
男(おそらく、俺も同じはずなのだろう)
男(定められた運命というものに従って、俺という存在は突き動かされゆく)
男(それでも、線路が全く見えない恐怖というものは)
男(先の読めない不安というものは)
男(耐え難いものがあった)
男(それでも俺は進んでゆく)
男(与えられたレールに沿って進んでゆく)
男(この失った一週間についても、いずれわかる日が来るのかもしれない)
男(……ならば、その時まで待つことにしよう)
男(今は、疲れた)
男(……考えるのは、もう、やめだ―――)
男「……………ん」
男(着信……この番号は、家か?)
男(母さんか、妹か……どうしたんだろう、もしかして俺はネカフェに泊まることを伝えていなかったのかな……?)
男「もしもし……妹か?」
妹『お兄ちゃん!?聞いて!大変なの!』
男「どうしたそんな血相変えて……」
妹『あのね………!!』
男「………女が、死んだ?」
男(そう)
男(俺たちは、与えられたレールに沿ってしか、進むことはできない)
男(与えられた、運命からは)
男(決して、逃れる事は出来ない)
男(この不条理な世界は、そういうふうにできている)
終
いろいろとあやふやですが終わりです
ドッペルゲンガーの正体や、今後の展開などは今お前らが想像していることでほぼ合ってます
ホラーssなのにあまり不気味さが足りなかったかも知れませんがそこはご愛敬…
ここまで見てくれた人はありがとうございました。
【※衝撃の行動に…※】事故で下半身不随の彼女「別れないで」俺「下が駄目ならせめて」彼女「そうか…」とつぶやいた後想定外の行動にでた!!