手術は滞り無く無事終わった。
しばらくは麻酔やらなんやらのせいで、熱も続き、彼女も起き上がるのは難しいということで俺は病院に行くことを控えた。
俺はしばらくフワフワした気持ちになっていた。
全部夢なんじゃないかとも思っていた。
手術が終わって数日して、俺は彼女に会いに行った。
彼女は寝ていた。
目覚めると俺を見て、フラフラと体を起こす。
俺「あ、起きないほうが…」
彼女「いいの、今日は調子いいんだ…」
笑みにも力がない。
俺「手術、頑張ったね。」
彼女「ありがとう。」
彼女の笑顔には本当に力がなくなっていた。