上司は愛妻家で、
俺の妻がそんな状態なら
誘わなかったと悔やんでた。
仕事は相変わらずやってる。
妻の作った煮物が食いたい。
今度は具合悪かったら
俺が食事作るから。
妻は俺が具合悪いと
すぐ病院連れてって
粥作ってリンゴ擦ってくれた。
俺はできないからとか
言わないで粥くらい作るよ。
病院連れてくから
頼むから戻ってきてほしい。
何もしないで
笑っててくれるだけでいいんだよ。
ごめん。
妻の顔思い出したら
泣けて泣けて画面があんま見えない。
いつも一緒に飲んでた発泡酒、
毎日飲んでる。
5月の木曜だったから
思い出したんだ。
妻とは実家が近い
幼馴染同士だった。
だから妻といた年数が、
生きてる時間の半分以上ていうか
ほとんどだった。
妻がいないと
何をどう生きたらいいかわからない。
大事な奥さんがいる人は
何よりも大切にしてください。
俺みたいなバカやらないでくれ。
いなくなったら
どんなに後悔しても
もう会えないんだ。