翌日
結局、そのままソファで朝まで寝てしまった。軽くシャワーを浴び眠気を飛ばすと郵便箱に新聞紙を取りにいく。
女「お腹空いたな」
焼いたベーコン3枚と目玉焼きを二つ、それにトースト2枚とオレンジ一つが朝食。
女「行ってきます」
学校に着くと、下駄箱近くで友ちゃんを見つけた。
女「友ちゃん。おはよう」
女友「あー!女っち!」
女「あれ?目が充血してる。」
女友「オールナイトで歌ってたからね!女っち私を置いて勝手に帰ったでしょ!」
女「・・・あ!ごめん。友ちゃん。」
女友「もう!おかげでアユの歌を全曲歌って更にアコースティックバージョンまで歌ってしまったよ。」
女「あはは。アコースティックバージョンて昔騙された事ある」
女友「私も初めて買ったCDのお目当ての曲がアコースティックバージョンだった時はガッカリしたよ」
女「とくにロックは残念よね」
女友「うん、もうロックしてないじゃんてね!ふぅ、女っちはみんなとも私くらいの距離感で接すればいいんだよ」
女「・・・うん。わかってる」
女友「男君と出会って、女っちは変わったよ。良く笑う様になった。」
男君。私に好きって言ってくれた人。真っ直ぐで優しくて強い人。
女「・・・うん。」