友「おほん!いいか、彼らにはもう一つの共通点がある。わかるか?」
少し考える。エジソン、アシモフ、アインシュタインにニュートン。彼らに共通するもの、それは
男「ひ、左利きとか?」
友「え?そうなの?それは知らないけど。答えはな、ズバリ、ユーモアセンスがある!って事だ」
友の声にざわついていたクラスが一瞬静まる。
男「本当かよ!」
友「ああ、間違いない!じゃないとリンゴみて重力とか発見出来ない。」
ゴクリ。
男「つまり、何がいいたい?」
友「お前は数学が出来ない。ということは理系ではない。つまり」
そういうと、俺の鼻先に人差し指を突き立てる
友「お前にはユーモアセンスがない!」
笑子「うーん?なんだか論理が飛躍し過ぎな気がするけど」
男「なるほど!分かったぞ!俺の進むべき道がなぁ!」
正直、いまの膠着状態では女さんの大腸がネジ切れる程に笑わせる事は難しいと考えていた。
男「俺に数学教師の弟子になれと、そう言いいたんだな?」
友「そうだ!たぶん!」
差し出した右手を友が握り返した。
男「ありがとう!早速弟子になってくるよ!」
俺は席を立ち、呆然としている生徒を押しのけ職員室に向かった。
友「馬鹿にしに来たつもりだったんだが」
笑子「男は全てを真に受けるからねぇ。」