アナゴの背中から漆黒の翼が生える
バサッ
アナゴ「コレガ……ボクノ……真の姿だ……」
マスオ「そうか、良かったじゃないか」
スパンッ!!!
マスオはアナゴの真の姿を見て数秒後に真っ二つに胴体を斬り落とした
アナゴ「……グァ……ッ……バカ……ナ………」
マスオ「イカロスの刀は時間をも斬り裂く」
マスオ「つまり、君がいくら変身しようが倒される事に変わりはない」
マスオ「時空一閃」
アナゴ「……フ……グゥ………田ァ……」
アナゴの身体は時空にへと消えて行った
マスオ「ふう……次は街の救助に行かないと…大変なことになるぞ」
ノリスケ「カツオくん、今回の勝負我々組織のほぼ勝ちだ」
カツオ「う、うるさい!!まだ勝負は終わっちゃいない!」
ノリスケ「この戦況を見てまだそんなことが言えるのか?」
ノリスケ「フフ……君の小学校も悲惨な目に遭っているだろうな」
カツオ「かもめ小学校が……しまった…!人工悪魔達が…!!」
ノリスケ「もう遅い!!大事な友達や先生、全員人工悪魔達に食いつくされるのさ!!」
―かもめ小学校前―
三郎「さぁぁぁ!!餓鬼共!!テメェ等を今から生け捕りにして人工悪魔にしてやるよ!!」
花沢「…」
花沢さんはロープで縛られ三郎の原付の後ろに吊るされ引きずり回されている
ブオオオオオオオオン!!!
ブロオオオオオオン!!!
担任「くっ、門を閉めてやる!」
三郎「無駄だァ!!!」
ガシャンッ
三郎はバイクで突っ込み門を破壊した
担任「うわっ、壊れた」
三郎「餓鬼共、待ってろよォ」
スタスタ
「ちょっと待てよ、営業不振の三河屋」
三郎「あん?」
バサバサッ
学校の屋上には氷漬けにされていたはずの中島の姿が
中島「僕の学校に手出しするんじゃねーぞ」
三郎「お前…カツオと戦っていたんじゃなかったのか」
中島「フフッ、母校のピンチとあれば話は別さ」
三郎「組織を裏切るつもりか…?」
中島「組織にいても何も変わることはねぇ」
中島「磯野とじゃなきゃ僕は終われないんだよ」
三郎「もう1度、同じ呪文を流してやる…」
中島「ウオオオオオオ!!!」
ヒュンッヒュン
中島は鬼の形相で三郎に組みかかった
三郎「中島、僕の力をお前に見せてやろう」
中島「…力だと?」
シュルルルッ
中島の右腕に糸のようなものが絡まる
ピンッ
中島「なんだこの糸…!?」
三郎「ククッ…とても頑丈な蜘蛛の糸さ……」
中島「お前……蜘蛛人間か…?」