―三郎工場―
三郎「よーーーし!餓鬼と女はこっちに流せェ!!」
部下「ハッ」
ウィーンッ
三郎「頭に装置をつけて高圧電流を流せ!!」
バリバリバリッ
子供「アアアアアアアアアアアア!!!!!」
女「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
部下「ダメです、脈が止まっています」
三郎「チッ…次の奴等を補充しろ!!」
かおり(な…なんなのこれ……誘拐された人達が次々と…)
ノリスケ「調子はどうだ?」
三郎「あ、ノリスケさん!ちゃーーーーす!!」
三郎「見ての通り未だに完成品は出来てませんね」
ノリスケ「そうか…確率はとんでもなく低いからな」
三郎「けど、素材はいくらでもありますから」
ノリスケ「ああ、組織を使って必要な素材は集めておく」
三郎「ありがとうございます」
ノリスケ「早いとこ完成を目指してくれ…人工悪魔をな……」
三郎「ふふふ、任せてください」
中島、カツオ、花沢の3人は
誘拐事件の詳細を暴くため街中を監視することにした
中島「はぁー…わざわざ歩いて街中パトロールするなんて…」
花沢「仕方ないでしょ!こうするしかないんだから!」
カツオ「まぁまぁ…そう怒らないでよ花沢さん」
花沢「一刻も早く解決しないと被害は広がる一方よ!!」
カツオ(う~ん、この様子じゃ解決するのは時間がかかりそうだな)
マスオ「ありがとう、アナゴくん」
アナゴ「なぁに…フグ田くぅーんの頼みなら構わないさ」
マスオ「この情報が本当なら奴等はとんでもないことを計画しているんだね」
アナゴ「ああ、その通りさぁ」
情報屋 アナゴ
アナゴ「敵は動き出しているんだ、今も着実に」
マスオ「結局の所、僕も数か月奴等の組織にはいたけど」
マスオ「大まかな計画の内容まで知ることは出来なかった」
アナゴ「君の性格を奴等は知っていたんだろう」
アナゴ「本当に信頼出来る部下以外は計画の内容を知らないはずさぁ」
マスオ「悪魔化出来る人間を…人工的に作ろうとしているのかい?」
アナゴ「最近の誘拐事件が恐らくそれと共通しているんだぁ」
マスオ「人工悪魔なんて不可能に近いはずじゃ」
アナゴ「奴等なら出来る、天才的なドクターが組織にいる」
マスオ「ドクター?そんな奴は僕がいた時には…」
アナゴ「ドクター三郎、通称イカロスだ」
マスオ「三郎くんが…?」
アナゴ「……奴は天才的ドクターであり」
三郎「ヒャァッ!!どんどん連れて来い!!!!」
アナゴ「元悪魔除霊師だったんだ」
マスオ「……!」