マスオ「悪魔除霊師なんて…伝説上の存在とばかり思っていたけど…」
アナゴ「存在していたのさぁ、除霊師は」
マスオ「つまり、三郎くんの先祖は?」
アナゴ「ああ、悪魔除霊師だったんだと思うよお」
マスオ「…なるほど……」
アナゴ「残念だからその除霊師が敵の組織に入ってしまっている」
マスオ「カツオくんの悪魔を除霊してやりたかったよ」
アナゴ「…やっぱりカツオくんも目覚めたんだねえ」
マスオ「本人は元の身体に戻ろうとしているから、除霊師を探しているんだ」
アナゴ「しかし、三郎は…」
タマ「キャンキャン」
カツオ「タマ!どうしたんだ?」
花沢「こっちについて来いって言ってるのかしら?」
中島「あー、タマがきっと犯人を見つけたんだよ!」
タマはカツオの足を引っ掻き駈け出した
カツオ「いっ…た!!」
マスオ「ありがとう、アナゴくん…僕はとりあえずその工場を探してみるよ」
アナゴ「ああ…気を付けてくれフグ田くぅーん」
パタンッ
マスオは資料を受け取り部屋を出た
アナゴは葉巻に火をつけ、ボソリと呟く
アナゴ「さっきからそこにいるのは分かっている…出て来たらどうだぁい?」
波平「よくワシの気配に気が付いたな」
セーラー服姿の波平が本棚の裏から出て来る
アナゴ「やはり貴方ですか」
波平の額には紋章が浮かび上がっている
アナゴ「なぜ、カツオくんの父である貴方が組織の幹部に…」
波平「計画を実現させたいためだ」