【※猫レンジ事件※】猫が雨でずぶ濡れになってる!「よし、電子レンジに入れてあげよう!」結果・・・


猫「この電子レンジのメーカーに訴訟を起こせィッ!!!」

男女「は、ははーっ!」

猫「ゆくぞ」ニャン

男「あ、あの……」

女「私たちもご一緒して、よろしいので?」

猫「当然だ」

猫「裁判はハードな務め……猫の手も借りねばならぬ」

男「ははーっ!」

女「光栄ですわ!」

猫「それにしても狭い裁判所だ。開放感がなく、窮屈でかなわぬ」

猫「まるで猫の……」

猫「猫の……」

猫「えーと……猫の……」

男「猫の額ですか?」

猫「知ってた!!!」

男「あっ……来ましたよ」

女「電子レンジメーカーの社長と弁護士だわ!」

猫「ほう……」


社長「クックック、愚かなるユーザーが訴訟などを起こしたか」

社長「あのようなクレーマーは徹底的に叩き潰さねば気が済まん。頼みましたぞ、先生」ニヤッ

弁護士「……お任せ下さい」

女「社長は傲慢そうで、弁護士は冷酷そうで、手強そうね……」ゴクッ

男「でも、大丈夫さ! こっちには猫さんがいる! ですよねえ!?」

猫「にゃ、にゃん」

男(借りてきた猫のように大人しくなってる!)

男「肉球に猫という字を書いて飲み込むと、緊張がほぐれますよ」

猫「迷信は好かぬ」ジロ…

男「も、申し訳ありませんッ!」

猫(やっぱりやってみるか)カキカキ ゴクン

裁判長「原告・被告ともに揃ったようですね」

裁判長「これより裁判を始めます」

裁判長「両者とも、サイバンマンシップに乗っ取り、正々堂々弁論を繰り広げて下さい」

裁判長「では……まずは原告からどうぞ」

猫「うむ」

猫「吾輩はこの二名に命じて、吾輩の体と心を電子レンジにて乾かそうとした」

猫「しかし……心は結局乾かなかった」

猫「これは貴様らメーカーの電子レンジのパワー不足のせいである! 断じて許せぬ!」

猫「よって、猫の日にちなんで慰謝料を222万円要求する」

社長「なるほどなるほど……そうきたか」

社長「クックック……」

社長「ハッハッハッハッハ……」

社長「反論できません!!!」

猫「む!?」

男「え!?」

女「なんですって!?」

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