少女「……」 チラッ
男「……朝飯、どうする?」
少女「なんでおおきくなったの?」
男「いいから忘れろ」
少女「……なんで?」
男「たまに大きくなるんだよ。それ以上聞くな」
少女「はーい」
男「野菜炒め、ベーコンエッグ、冷奴、漬物、味噌汁……こんなもんでいいか?」
少女「すごい、りょうりできるんだね」
男「自炊だけはできるようになれって言われてたし、このくらいはな」
少女「ふーん」
男「……どっか行きたい所あるか?」
少女「いきたいとこ? なんで?」
男「母さん達が帰ってくるのもかなり先だし、それまでやる事もないだろ?」
少女「男は、いつもどこいくの?」
男「俺か? 俺は、友達とカラオケ行ったり、飲みに……いや、今のなしな」
少女「えと、うん」