【※中学生のび太※】ドラえもん「道具を使って本気で戦いたいだって?」 アニメでは決して放送できない幻の秘話がココに・・・

のび太「『ロケットストロー』?そんな……オモチャで攻撃を………!?」

准士官「そう……こいつは本来なら空を飛んで遊ぶ為の道具さ……」

のび太〈……まるで……投げナイフだ……これ程の空気圧を飛ばすなんて……!〉

准士官「そしてもうひとつのこれがッ……俺の真骨頂……!」バギッ

のび太「……!!」

准士官は素手でブロック塀を握り締め、粉々に砕いて見せた…!

准士官「『強力スーパーパワーゲン』ってのをだいぶ前から5分置きに服用してる。知ってるか?」

効果が現れるまでに30分かかるが
一粒飲むと力が2倍に、二粒飲むと力が4倍…と段々力が強くなっていく道具である

のび太〈それで『肺活量』も強化されていたって事か…なら、こいつの腕力は…!〉

准士官〈遠距離で動きを止めて……!近づいて仕留めるのが…俺の…ッ!!〉

准士官〈必勝の……戦法ッ!!〉  ズガァァァァァンッ!!

倒れているのび太に対し
准士官がその鋼の鉄槌を振り下ろした…!!

のび太「……悪いけど君のような格下に手を焼いているほど暇じゃ無いんだ……!!」

巨大なその拳はのび太の顔面を丸ごと覆っていた…!
しかし、自信の一撃を打ち込んでも崩れる事の無いのび太に対し
得体の知れない脅威を感じた准士官は警戒する様に腕を引っ込める……


振り下ろしたその拳からは水が滴っていた…!

准士官「……こいつッ!?体を『液体』にして今の攻撃を避けたのかッ!?」

のび太「『サンタイン』って道具さ……!!一粒飲めば体が『液体』になる…!」

准士官「…曹長のやつに渡した『トロリン』ってやつも確か似た能力を…!」

のび太「あの道具、君が渡したのか…!」

准士官「俺や『中将』は道具の支給係だからな……」

のび太の頭の中に
相関図のようなものが浮かび上がってゆく……

10日前に戦った曹長の言動や行動から察するに
この組織は、部下が新たな人材を見つけワッペンを貼るシステム……

のび太〈ワッペンを貼られた後、道具を渡されそのまま戦いに向かう者もいれば……ドラえもんの『桃太郎印のきび団子』で洗脳されてしまう者もいるという事か…〉

のび太〈実際、即戦力要員であろうジャイアンなんかはバットを振り上げた時に隙が生まれるほど統率が弱かった……〉

のび太〈今朝戦った女の子はドラえもんによって直接道具が渡された、しかし彼女は『魔法事典』の能力でワッペンやきび団子の支配から逃れたって事か……?〉

のび太〈それより一番気になるのが出木杉だ。『桃太郎印のきび団子』で完全に洗脳されていた場合どうやって止めるべきか……〉

准士官「……他事でも考えてんのか?『液体』になっただけでもう勝った気でいやがる…気にいらねぇな……」

のび太「…僕も同じ手で苦労させられたんでね…これで君のパワーは封じ……!」

のび太が言い終える前に
准士官が呆れたように大きな溜息を付いた

准士官「……お前には『支給係』の意味がいまいち飲み込めてねぇようだな…」

のび太「…?」

准士官「下の者に道具を渡す役を任されるって事は…道具の編成も好きに任されているって事だ…」

准士官「自分で道具を管理出来るとしたら…てめぇの取り分をどうするよ……!」

のび太「………!」

准士官「遠近距離特化だけでは無く……俺はあらゆる事態を想定して自分の道具を選んだ…!!」

准士官は『ミニ・ブラックホール』を取り出し、その欠片を口に含んだ

※ミニ・ブラックホール
この道具を少し食べるだけでご飯を何杯も食べられるほど腹が減るようになる

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