霊子「待ってたんだけど・・・?」
男「誰も来なかった・・・」
ずっこける霊子さん
なんか一連のギャグみたいだ
霊子「場所間違えたんじゃないんですか?」
男「俺もそう思って
何度も確認したんだけどね・・・。」
霊子
「きっと告白の寸前に男さんに
飽きちゃったんですね」
今のは痛かった・・・
痛かったぞ~!!
男「やっぱそうですよね・・・・」
霊子「まぁまぁ・・・コーヒーでどうぞ」
スカッ・・・
霊子「あ、触れないんだった」
姉「んぁ・・・?誰か来てるの・・・?」
おっと姉ちゃんが起きた
男「別に?」
霊子「おはようございます」
霊子さんの声は届かないのだが
ちゃんと挨拶するあたりがかわいい
姉「今・・・何時?」
今は8:38だ
男「八時s・・・」
姉「おわぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ベッドから飛び起きるとすぐに着替え出した
男「ちょ・・・姉ちゃん!
ここで着替えないでよ!」
姉「うっさい!あんたが見るな!!」
理不尽すぎるだろ・・・
まぁこれが姉ちゃんの平常なのだが
そのまま姉は俺の焼いたパンを
かっさらって出かけて行った
霊子「あの・・・」
男「なに?」
霊子
「私のお話も聞いてもらって良いですか?」
確か・・・
霊子さんは自分の事を
殆ど覚えていなかったはず
霊子「昨夜ちょっと思い出したんです・・・」
男「自分が・・・何者だったのか?」
霊子さんは無言で頷き肯定する