家に帰るとカレーの準備を母がしていた
姫が手伝いたいというので母と姫の二人で台所に立った
俺も暇なので今のうちに教科書をまとめておく
なんとなく漫画が目に入った
男「漫画・・・読みたがってたけどどれがいいのかな?」
俺の部屋にある漫画は女の子が好むようなジャンルがない
漫画といえばベッドの下にもあるが・・・論外だ
男「妹ならなんかあるかな・・・」
俺の部屋の隣に妹の部屋があるので即訪ねる
妹「なんだよ・・・?」
こいつ・・・寝てたな
男「なんか姫が喜びそうな漫画ない?」
妹「悦びそうな?」
男「字が違う。喜びそうな・・・だ」
こいつに相談したのは間違いかもしれん
妹「そうねぇ・・・これとか?」
読みづらい筆記体でタイトルが書いてある
パラパラっとめくると
美男と美男がバラのなかでもつれ合っていた
男「殴るぞ・・・」
妹「面白いんだけどなぁ・・・」
本棚をみると得体のしれない漫画ばかりだ
妹「ほかに・・・これとか?」
青い自称猫型ロボが人生お先真っ暗な少年をハイテクなツールで更生させるという
サイエンスフィクションものの人気漫画だ
男「なぜ真っ先にこれをださない?」
しかも巻数がしっかり揃っている
これならいい感じだろう
教科書と一緒に送ってもらうことにした