【※親愛の関係※】ゲーセンで出会った不思議な女の子の話←こんな事ってあっていいのかよ・・・

朝飯を食べて、いざ出かけよう、となる。
前々から話していたが、彼女はとりあえず俺の育った町や場所を見て回りたいのだという。
俺は本当に楽しいのだろうか、と若干の不安があったが、
彼女がやっぱりどうしても、というのでそうすることにした。

彼女「今日は一日動きまわるねー!」
俺「無理しちゃダメだかんね。」

俺はさっそく車のキーを握って車をだそうとした。

すると彼女は珍しくぐずった。
俺はよく分からなくて、車乗らないの?と聞く。

彼女「自転車、あるよね…?自転車乗りたい」
俺「あ、そうなんだ。でも2台あったっけなー?」
彼女「そうじゃなくて。二人乗り…しようよ。」

俺「え?」
彼女「ずっとしてみたかったんだ…二人乗り」

俺「だめだよ、あぶないし、体に負担かかって疲れちゃうよ…」
彼女「わたし一度も二人乗りってしたことないんだよ…」

そう言われると、弱い。
かくいう俺も人生で一度も二人乗りをしたことがなかった。
だから怖い、ということもあったのだが。

俺「分かったよ。じゃあすぐ近くの俺の小学校まで、だけね。」
彼女「やったー!じゃあグローブ持ってこうよ!」

笑顔になってはしゃぎだすのを見ていると、仕方ないかって思えた。

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