そして、その下にはやや濃い肌色をした薄いくちびるが、スーッと縦に走っていた。
さらにその下には、可憐な肛門が見えていた。
肛門は控えめなしわがきれいに集まっていて、
その中心は、周囲よりほんの少し色素沈着していた。
肛門の右側1センチほどの位置に、5ミリほどの小さいほくろが見えた。
(美咲先生、こんなところにほくろがあるんだ……。自分でも見たことないかも……)
「修くん、わからないの?」
美咲先生の声に、僕は我に返った。
「先生、すごくきれいですね」
「えーっ!?「気持ち悪い」とか言われると思ったよ。修くんはお世辞が上手だね」
「いえ、本当にきれいだと思います」
(さわりたい……なめてみたい……)
でも、そんなことはとても言えなかった。