勝手に話しかけて、体育館裏に呼び出して、笑わせようとか馬鹿な事をして、俺はただ彼女を困らせていた。迷惑をかけていただけなんだ。
男「・・・くっ」
数学の授業も、国語の授業も頭に入らなかった。
友「なあ、あんまり落ち込むなよ。」
笑子「数学教師さぁ、今日何回『である』っていったとおもう?答えは42回!あはは!多過ぎー!あはは、は・・・は」
休み時間の度に、笑子と友が俺を励ましに来てくれる。
男「ん?何が?別に気にしてないぜ?」
こいつらには、気を使って欲しくない。
友「え?なーんだ!てっきり女さんに振られたから落ち込んでるかと思って気を使っちまったよ。」
男「バーカ!そんなわけねーじゃねーか!」
笑子「・・・」
これ以上、女さんに迷惑をかけたくない。だから、もう俺は
女さんに関わらない、そう決めた。