【※恋話※】幼馴染「えっ男君、好きな人いたんだ……」幼(とうとう男君にも好きな人かあ…)→幼馴染の2人のそれぞれの気持ち・・・

女「ならそうなんじゃないですか?」

店長「…それはありえない…硝子片を見た限りではな…」

店長「…それはありえない…硝子片を見た限りではな…」

女「…」

店長「…あの硝子片には…私が施した特殊な層がまだ…残ったままだった。…これは、両側から衝撃を与える事ではまず…できない」

女「…なら、本当は落として割ったんじゃないですか?」

店長「…それもありえない…。落とす程度の衝撃で割れたのだったら…むしろ粉々に割れる。…あまり知られていない事だが…硝子には弾力がある…。それゆえ衝撃が全体に行き渡って…粉々になる。保存しておこうと思える硝子片など残らない…」

店長「…だから…あの割れ方は…全体に衝撃が行き渡る前に…衝撃を受けた一点から割れるような…そんな割れ方でなければありえない…。…例えばアルファルトに思い切りたたきつけるとか…」

女「…そうだとして、何故それが私だと?」

店長「…あの二人が最初に…割れたから新しいのを作ってくれと頼みにきたのは…お前にあの硝子針をやった次の日だ…」

店長「…それにお前は…男君の後ろ盾が欲しくて…自分のものにしようとしていたんだったな…?…そしてそれも、最近成就したと聞いたが…。…タイミングが合いすぎてるような気がしてな…」

店長「…それにお前は…男君の後ろ盾が欲しくて…自分のものにしようとしていたんだったな…?…そしてそれも、最近成就したと聞いたが…。…タイミングが合いすぎてるような気がしてな…」

女「…なるほど」

店長「…私だって…実の娘が、例え自分の組の為とはいえ…そんな事をしたとは思いたくない…」

店長「…だがな…私がお前にあの硝子針をやったのは…そんな事をして欲しいと思ったからじゃない…お前には、例え立場が違う人間にでも…光を与えてやれる人間になって欲しいと…そう願って作ってやったという事を…」

女「うるさいですね。私がお父様からの贈り物をどう解釈しようと勝手でしょう?…ふふっ、私はてっきり、どんなものでも利用して光を得ろ、と、そうおっしゃりたかったのだと思ってました」

店長「…そんなわけがないだろう…!…お前、私がな、一体今までどんな気持ちでお前を育ててきたのか…」

女「自分の娘に組のトップを奪われた挙句、年甲斐もなく青臭い事に、ご自分の卑小な夢を追いかけて小さな店なんか経営してるような方に育てられた覚えはないんですけれどね」

店長「…お前は…!」

女「…おっと、そろそろ時間です。マサさん、車を出して下さい。…それじゃ、これから『部活』があるので失礼しますね。……プツッ…ツーッ…ツーッ…ツーッ…」

店長「…っ!…………くそっ…!」

一週間後 女の部屋

女「男くーん、ご飯出来ましたよー。ゲームばっかりやってないで早く食べましょうよー」

男「…うん。今終わりにする」

女「うふふ、今日は男君の好きな焼き茄子です。たっぷり召し上がって下さいね?」

男「…うん…ありがとう」

女「はふ…もぐもぐ…うーん、我ながら今日のは良く出来てます。ささ、早く男君も食べて食べて」

男「ぱく…もぐもぐ…」

女「美味しいですか?」

男「もぐもぐ…うん、すごい美味しい」

女「やった♪作った甲斐があります」

女「やった♪作った甲斐があります」

男「もぐもぐ…」

女「ぱくぱく…」

男「もぐ…」

女「…あの、ところで一つよろしいですか?」

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