そして俺に疑問が浮かび上がった
ヤク中ってどんななんだろ
俺の演技魂に火が付いてしまった
俺「ギェヘヘヘヘwww」
精一杯の演技だった
とにかく俺はその夜ヤク中になりきった
俺「ギェヘヘヘヘwwwアウェイアウェイwww」
バンバン
俺「チョホホホホwww」
どうみても池沼です本当にありがとうございました
俺はこのテンションで学校に登校した
ガラッ
俺「ギェ……」
木内「ようタケヤンwww」
大高「がああああwww」
俺「…」
やはり俺にもプライドがある
羞恥心が俺を襲った
俺「ギェヘヘヘヘwww」
しかし俺の行動力は素晴らしかった
俺「ギェヘヘヘヘwww」
木内「何事wwwwww」
大高「がああああwww」
俺「覚せい剤持って来たぜwww」
木内「ふざけんなwww」
そして歴史が動くのさ
ガラッ
村嶋「はーいみんな席ついてねー」
ガタガタ
俺「ほら覚せい剤だぜ?」
木内「うおマジだ」
村嶋「おいタケヒロなんだそれ」
俺「覚せい剤でーーーすwww」
砂糖を口に含んだ瞬間
目の前に村嶋先生が居た
「ふざけるなっ!!!!」
右フック一発入りましたー
俺は色んな意味で昇天した
見事に入り立ち上がろうとしても視界がグワングワンに歪み
まともに立てなかった
村嶋「こいっ!!」
俺はおぼつかない足取りで職員室に連行された
村嶋「座れっ!!」
村嶋「お前なあ!!ふざけるのにも限度があるって事をしらないのか!!」
俺「あい」
村嶋「昨日覚せい剤の講習したばかりだろ!!」
俺「あい」
村嶋「次にしたら歯の一本ぶちおるからな!!」
村嶋「戻れ!!」
母親を呼ばなれなくて本当に良かった
んじゃ次で最後にしようかな
最後は高校生の時、ダラダラキャラがカッコいいと思ってて
いつも遅刻ばかりしていたら留年確定して
泣きながら校長先生に頼み込んだ話を一つ
何故か腐れ縁なのか大高と木内と俺は同じ高校に進学した
偏差値は可もなく不可もなくのごく普通の
DQNもいないような高校だった
そこで俺は急にダラダラキャラがカッコいいと思い始めた
太陽が活動停止するような絶大な勘違いだった
俺「ぅぅぁぁぁ……だっりー……だりんだりん」
ガラッ
峰先生「まーた遅刻か留年するぞお前」
今思えばここで忠告に耳を傾けて置けば良かったのにね
俺「うーいさんせーん」
大高「ふああああwwwwww」
大高は笑い声が変わった
そしてこんな調子で遅刻を重ねに重ねた
遅刻をしたら学生証の後ろ方にハンコを押すんだが
俺は遅刻をし過ぎてハンコを押すページが無くなってしまい
急遽普通の紙切れにハンコを押してその紙切れを学生証にノリで貼ってページを増やした
その結果学生証の後ろがジャバラ状態になっていった
そうして馬鹿をしながら学年末テスト
結果は普通 可もなく不可もなくの結果だった
そしてテスト休み
学校では進級会議が行われていた頃だろう
一本の電話が家に掛かって来た