【涙腺崩壊】親戚の年上のお姉さんと付き合うことに。その後の展開が驚きだった…

俺がケンジに捕まったのは三京の保土ヶ谷PAだった。

朝まで色々語り合ったよ。

俺の事思ってくれるケンジの気持ちが嬉しかったし、ありがたかった。

空が明るくなりかけた頃、俺達は別れた。

「辛いだろうが自棄は起こすなよ。

おまえ、次の誰かを好きになるまでユカリさんとタンデムしてるんだよ。

すぐに、リアシートは交代だろうけどな。

お前は人を好きになれる奴だから、次の彼女もみつかるよ。

そしたら、ユカリさんも安心するだろうよ」

そう言うとケンジは去って行った。

もう、馬鹿をやる気は失せていたけど、

ユカリさんの事といい、カオリさんの事といい、

俺にはまともな 恋愛は無理なんじゃないかなとも思ったね。

どちらか片方だけでもヘビーな体験だったからね。

それから暫らくして、俺のZZRのエンジンが掛からなくなった。

中古で買った初の大型で、今度の車検切れまで持てばよいと考えて乗っていたが、

ここの所の無茶な乗り方が災いしたのだろう。

その頃は他のバイク仲間も殆どバイクを降りて車に行ってしまっていた。

俺もバイクを降りる事を考えたが、ユカリさんの好きだった『俺』の中には

バイク乗りの俺もいただろうと思ったので、奮発して一年落ちのショップ在庫の新車を買った。

不人気色な上、モデルチェンジ直前でかなり安くなってたしね。

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