校庭内に入りさらに声の方へ近づくと
その声はさらに大きく鮮明になっていった
さらに歩いていくと声は前後左右から聞こえてきた、
子供達の集団の真ん中くらいに居るのだろうか?
その時、それが子供達がはしゃいでいる声ではない事に気付いた
「助けてえぇ、苦しい・・・」
それはもがき苦しんでいる人達(女性と子供のようだった)の
絶叫と悲鳴だった
その途端体中が火傷しそうなくらい熱くなり
焦げるような異臭とともに煙で目に激痛が走り呼吸困難になる
同時に何人もの人達?が俺の体にしがみ付いてきたが
人の姿は見えない(正確には真っ暗闇なので見えなかった)
俺は必死でその人達?を振り払いながら
外の街灯を頼りに裏口を目指した
なんとか裏口までたどり着くと、必死で門をよじ登り外へ脱出したが
その途端悲鳴が止み、熱と煙も消えていた