突然、僕は授業中頭痛に襲われた
突然、僕は授業中頭痛に襲われた
カツオ「ウアアアアアアアアアアアアアア」
花沢「い、磯野くん!?」
担任「磯野、どうしたんだ」
かおり「磯野くんの顔色がおかしいわ!」
カツオ「……」
カツオ「ナンデモナイ…ッス」
僕は心配されるのが嫌で教室を出て屋上に向かった
カツオ「うっ……」
カツオの右眼は真っ赤に充血していた
カツオ「…ウッヒ…なんだこれ……」
そして、僕はそこで気を失った
波平「なに?カツオが授業中に倒れただと?」
サザエ「そうなのよ、突然奇声を上げて倒れたんですって」
フネ「まあ」
ワカメ「お兄ちゃんは大丈夫なの?」
サザエ「今、中島くん達と野球してるはずよ」
マスオ「だったら心配する必要はなさそうですね~」
中島「そうら、磯野いくぞー」
カツオ「…」
中島「磯野?」
花沢「磯野くん、やっぱり休んでた方がいいわよ」
カツオ「ピクピクッ」
中島「仕方ないなぁ、僕が家まで送って行ってやるよ」
中島がカツオを抱き上げようとしたその時
カツオは手に持っていた木製バットで中島の後頭部を叩いた
ガツガツッ
中島「……!!!」
花沢「い、磯野くん!!何してるのよ!!!」
カツオは自我を保つことが出来ず
ひたすら中島の後頭部をバットでたたき続けた
中島の顔面は血だらけに染まっている
花沢「いやああああああああああああああああ」
花沢さんは恐怖に襲われその場から逃げ出した
残されたカツオと中島、危険な状態だ
スタスタ
そんな中、サングラスをかけた1人の男が暴走するカツオの下へ近づく
ノリスケ「……カツオくん、良い状態に出来上がってるじゃないか」
口元を歪めそう言い放ったのはノリスケであった
暴走していたカツオの動きはピタりと止まり
我に返った
カツオ「………は……な、中島!?」
血だらけになった中島を見て驚くカツオ
まさか…自分がやったのか……?
ノリスケ「自らの手で友人を殺めるなんて、合格だカツオくん」
カツオ「の、ノリスケおじさん…嘘だ!!僕は中島に手を出してない!!」
ノリスケ「君のその手に持っている血だらけのバットはなんだ?」
カツオ「…こ…これは……?」
ノリスケ「さっきまで使っていた凶器さ」