バキィ
DQN2「おい骨川。敬語やめろっつったろーが。俺らがいじめてるみたいだろ。」
DQN1「まぁまぁよせよ。俺らは友達だもんな。友達だからのど渇いてる友達に飲み物くれるんだよな?」
スネ夫「そ、そうっすyそうだよ。友達だもんな。」
しずか(これは……)
しずか(きっとあの二人の誕生日なのね。誕生日を祝えるお友達がいてスネ夫さんが羨ましいなぁ。)
女子校のギスギスしたいじめしか知らないしずちゃんには先ほどのことが誕生日プレゼントをあげているように見えたのだった。
そして、スネ夫の人間関係が改善されることなく数日が過ぎた。
ジャイアン「いらっしゃいませ~。」
ジャイアンはコンビニの手伝いをしていた。
リア充1「今度俺らのバンドでこの曲やらねぇ?」
リア充2「いいね!俺最近アニソンも(ry」
ジャイアン(くそ……なんで俺は店番であいつらはあんなに楽しそうなんだ)
ジャイアン「あっ、いらっしゃいませ~。」
DQN1「俺じゃがりこな。」
DQN2「俺午後ティー。早く買ってこいよ。」
スネ夫「わ、わかったよ……」
ジャイアン(スネ夫……?)
スネ夫「これくだs」
ジャイアン「スネ夫。」
スネ夫「!?」ビクゥ
ジャイアン「やっぱりスネ夫か。なんだよお前、あいつらにたかられてんのかよ?」
スネ夫「ち、違うよ。ただの友達d」
ジャイアン「おうお前ら!自分の金はねぇのか!?」
DQN1「あ?なんなんお前?」
DQN2「お客様は神様だろうが。」ヘラヘラ
スネ夫「……」
ジャイアン「神様だろうが仏様だろうがてめぇで金も払えないやつに売る商品はねぇぞ。」
DQN1「こいつ調子乗ってね?やっちゃう?」
DQN2「いんじゃね?礼儀のなってない店員を教育してやんなきゃな。」
ジャイアン「上等だこの野郎!!」
ドカッバキィグシャッ
DQN1「いってぇ……」
DQN2「くっそがぁ……」ソソクサ
ジャイアン「二度と来るんじゃねぇ!!」
スネ夫「あ、ありがと……」
ジャイアン「お前嫌なことは嫌だっていえよ!なんだったら俺様も一緒に言いに行ってやるからよ。」
スネ夫「あ、ありがとう!でも俺一人で大丈夫だから!」ダッ
ジャイアン「あっ……」
スネ夫「……」
スネ夫はどうすればいいかわからなかった。
ジャイアンは友達でいてくれるが、学校にはいない。学校にいるのは自分を財布としか思っていないDQNたちとぼっちと化したのび太くらいだった。
スネ夫(自分が強くならないと。自分が……)
のび太「あれっ、スネ夫?」
スネ夫「のび太……久しぶり。」
のび太「高校じゃぜんぜん話さないもんな~そこのファミレスでちょっと話そうぜ。
スネ夫「あ、あぁ……」
…………
……