ジャイアン「よーし、じゃあこれから三人で飲むぜ!!」ガシッ
のび太「うわ~やっぱりか~~~」ズルズル
しずか「うふふ。」
のび太「ところでしずちゃん、あれからちょっと経つけど学校の友達とはどう?」ズルズル
しずか「まだあんまり……話しかけても無視されちゃった。」
のび太「そっか……」ズルズル
しずか「でも大丈夫!友達なのにびくびく顔色伺いながら過ごすなんてぜったいおかしいもの!それに……」
のび太「……?」ズルズル
しずか「私ならできるんでしょ?のび太さん!」
のび太「……?」ズルズル
しずか「私ならできるんでしょ?のび太さん!」
のび太「うん!しずちゃんなら絶対できるよ!」ズルズル
ジャイアン「後ろでごちゃごちゃうるせぇ!!」ボカッ
のび太「痛い!」
ジャイアン「まったく。さぁ着いたぞ。」
のび太「またジャイアンの家~?」
しずか「あら、たけしさんの家って(ry」
ジャイアン「いろいろあって(ry」
今日の話題はスネ夫の話でいっぱいだった。
と、いっても同じ学校ののび太にしずちゃんとジャイアンが質問をするばかりだったのだが。
ジャイアン「なんだよ使えねぇな。お前も同じ学校ならもっと仲良くしろよな!」
しずか「まぁまぁたけしさん。」
のび太「表向きには明るく振舞ってるってことはわかるんだけど……」
ジャイアン「……」
酔っ払いながらも、ジャイアンは心配だった。
スネ夫には昔から強いやつとつるむが、その集団の中で我慢してしまう癖があった。
そんなスネ夫に気が付いてから、ジャイアンはスネ夫に肩身の狭い思いをさせないように気を付けていたが、高校ではどうなんだろうか。
ジャイアン「……」
しずか「たけしさん?」
ジャイアン「お、おう!ちょっと酒を飲みすぎたぜ!」
そうこうしているうちに、夜が明けていた。
ジャイアンは考え事をしているようで、今日は自宅まで送ってくれることはなかった。
のび太「じゃあ、しずちゃん。また今度ね。」
しずか「えぇ。わざわざ送ってくれてありがとう。」
のび太「どうってことないよ!じゃあね。」
のび太と別れてから、しずかは遠くにガラの悪い集団を見つけた。
しずか(因縁つけられる前に家に入りましょう。)
そう思ったが、その集団の中に見覚えのある顔を見かけた。
しずか(スネ夫……さん?)
DQN1「のど渇いたわ~なぁ骨川?」
DQN2「マジ腹減ったわ~誰かぶん殴りたくなってくるわ。なぁ骨川?」
スネ夫「お、俺金あるから奢ってやろうか……?」
DQN1「おっ、マジでぇ?やっぱ気が利くな骨川はよ。」
スネ夫「そんなの……気にすることないっすよ……」