ノリスケ「駒は1つ失ったが…」
ノリスケ「次の悪魔となり得る人間が見つかった…」
それ以降、街には平穏な毎日が再び訪れたかのように思えた…
ザーザー
大雨の中、マスオさんは外でタバコを吸っていた
マスオ「Whoっ…たまには傘を差しながら吸うタバコも良いもんだなぁ」
タラ「パパァー!蛙ですぅ!!」
マスオ「ハハハ、梅雨の季節に蛙とは風情だねぇ」
―とある廃墟ビル―
中島「……」
タイコ「残念だけど、今はあの方は出ていらっしゃるわ」
中島「ここがあんた達の隠れ家か?」
タイコ「ええ、そうよ」
中島「だったら話は早いや…磯野の身体を元に戻せェ!!!」
タッタッタ
タイコ「イクラ、片づけてちょうだい」
イクラ「ハァーイ」
ズシンッ
中島「…!?」
中島の前に現れたのは全身筋肉ダルマのイクラちゃんであった
タイコ「身長40cmで体重は138kg」
中島「……!?」
タイコ「イクラは悪魔の力が遺伝した子よ」
ボキッバキッ
中島「……!!!!」
イクラのボディスラムでコンクリートに頭から叩き付けられる
中島「…あっ…んん!!!!」
タイコ「ふふふ、シんだかしら?」
イクラのパワーは常軌を逸しており
普通の人間がパワーでイクラに勝つ事は出来ない
タイコ「さぁ、始末しなさいイクラ!!」
イクラ「バーーーーーーブゥ!!!!」
イクラは右拳に地球上の重力を集める
タイコ「イクラは重力を自在に操ることが出来る…まさに悪魔の子よ」
中島「…じゅ…重力って……」
タイコ「そのまま重力に押し潰されなさい」
ズズッ
イクラ「ビクッ」
タイコ「イクラ…?何をしているの早くしなさい」
イクラは何かを感じ取った
中島「………?」