祭りの雰囲気が町を包んでいた。
街路樹には提灯を模した灯りが吊るされ、のぼりが上がり、どこからか囃子の音も聞こえてくる。
友「ごーめーん男くーんまったー?」
男「そのトーンやめろ」
友「そこは今来たとこだろぅがあ!」
男「んでお前とそんな甘ったるい会話しなきゃなんねぇんだよ」
友「いやそういう仲ですし」
男「マジで無い」
池「お前らほんと仲良いな」
友「うわ、池くんだよ」
池「うわってやめろ、てか女子は?」
友「ったく女子女子女子女子言いやがって!この性格以外イケメンが!」
池「あぁ?うっせーぞこの性格含めてブサイクが!」
友「は?安田大サーカスの団長に似てるって言われるんですが?」
池「なんでそれで得意気なんだよ」
男「微妙なラインではあるな」
池「まぁ俺は溝端淳平って言われるけどー」
友「聞いてねぇよ糞が」
男「仲良いなもう」