翌日。駅前進学塾。
女「アハハハハハハ」
女「なにそれ?男くんそんな理由で昨日塾休んだの?」
男「面目もない」
今俺を馬鹿にして馬鹿みたいに笑っているのは女さんという。
俺や友と同じ高校の陸上部所属で、ポニテで、脚が長くて、貧乳で、よく笑う明るい性格、とかなりのハイスペックを誇っている。
女「あー呆れた」
女「しかも私がLINEしたのに無視したでしょ?昨日」
男「既読つけたじゃん」
女「返信してないじゃん」
男「じゃあ今返すわ、スタンプでいい?」
女「いらないです」
女「ていうか昨日スコットめっちゃ怒ってたよ?」
女「あの野郎次来たらかっくらしてやる!って言って」
男「マジ?やべぇな」
スコットとは塾教師のあだ名だ。
見た目はひげのおっさん。東○のCMの人に似ている。
いつもチェックのシャツを着ているのを見た女さんが、「せんせースコットランド感バリバリwww」と言ったことが由来である。
一部の野球ファンは更にひねってマシソンと呼んでいた。わかりづらい。