女子生徒「……ほ、他にって……他は別に、ねぇ?」チラ
女子生徒「う、うん……男くんの悪口しか言ってなかったし……」
男「俺のことイケメン、とか……頼りになって素敵ーとか、マジでそういうのないの?」
女子生徒「……は……はぁ?」
男「わかんねーかなー? 要するにさ、嘘つくならもっとこういう面白い嘘つけってこと」
女子生徒「……っ! だから! 嘘じゃねーしっ!」
女子生徒「アイツ男くんのこと犬呼ばわりしてんだって!」
男「うん、だからさ……」
男「アイツはそんなこと言わねーよ」
女子生徒「……!」
男「ていうか、もし言ってたとしても俺は何も文句言えねーからなぁ」
男「毎日タダで飯食わせて貰ってるのは事実だし」
男「……それにお前ら女の手、見たことある?」
女子生徒「……手?」
男「目ぇ見えないクセに必死になって弁当作ってるんだろーな……」
男「しょっちゅう傷あったり、ヤケドとかしてんだぜ?」
男「だから『弁当はもういい』って言ってんのに……アイツ、それでも作って来てくれてんだよ」