女「あ、あとね……昨日は、ごめんなさい……私……」
男「い、いいって、その話は。それに……なんでお前が謝る」
女「……」
女「ホントはね、わかってるの。私……みんなに迷惑かけてるんだって」
男「……! め、迷惑とか、思ってねーよ! なんだよそれ……!」ぎくっ
女「……でもね、それでもみんなと一緒に授業受けたり、お話したい」
女「わがまま言ってるのはわかってる……けど、私……」ぎゅっ
女「来年にはもう……学校、いないから……」
ざあああああああああああああああ
男「……え?」
男「が、学校いないって……な、なんで? き、聞いてないぞ! お前……!」
女「……」
女「来年、男くんたちは受験期でしょ? 私もね、将来の進学とか、就職とかの準備をしなきゃいけなくて」
女「だからね、そういう人たちのための支援学校に転入する予定なの」
女「周りにはもう入学してる人たちがいて、いろいろお話、聞いたりしてるから……」
男「あ……(月1の交流会って、そういう……)」
女「……みんなとは一緒に卒業できないけど、いっぱい楽しい思い出つくりたいなーって」
女「わがままなこと思ってましたー、あはは……」