つる「ひろし…」
ひろし「…ああ」
銀の助「お前、これからどうするつもりじゃ?」
つる「みさえさんには、本当のことは言ったの?」
ひろし「言ってない。余計な心配させたら、あいつの体と赤ちゃんに負担がかかるから。」
銀の助「しんのすけには?」
ひろし「詳しくは話してない。けど…」
つる「けど?」
ひろし「しんのすけは多分わかってる。みさえの病気のこと、赤ちゃんのこと、…俺の気持ち、全部。」
銀の助「そうか…、いつも変わらんように見えたが、知っとるのか…。」
ひろし「ああ」
銀の助「…しんのすけは、強い子じゃのぉ」
ひろし「…ああ!」
ひろし「自慢の…息子だよ!」
つる「あんたもしっかりしな!家のことは私がやるから、あんたしっかり働いて、しんのすけとみさえさんを守るんだよ!」
ひろし「ああ、わかってる」
ひろし「…まだ決まったわけじゃない。きっと助かるさ。そして、家族4人で暮らすんだ。」
銀の助「そうじゃ。きっと大丈夫じゃ。」
ひろし「…よし!みさえのとこに行くか!!」
――みさえの病室
ひろし「みさえー、オヤジ達連れてきたぞー」
みさえ「あらお義父さん、お義母さんお久しぶりですー。」
銀の助「みさえさん、ハロー!」
つる「どうも~」
銀の助「うん、案外元気そうじゃな。」
みさえ「ええ、体調はもう大丈夫なんですが、なんでも食べ過ぎからくる胃炎らしくて」
つる「あらあら、みさえさんらしいわね」
あはははは!
笑う両親と妻
いつもの光景
でも、もしかしたら
もうすぐ見られなくなる光景かもしれない。