【※クレヨンしんちゃん※】「…奥さんは、癌です。」 みさえは赤子を身籠っている身でガンと宣告され・・・

そう思うと
なにもかもを目に焼き付けておきたくなる。

いや、
こんなことを考えるのはやめよう…

みさえは元気になり
赤ちゃんも元気に産まれてくる!

大丈夫だ。
俺が…しっかりするんだ。

みさえ「あなた?」

ひろし「え?」

みさえ「え?じゃないわよ、もう。」

ひろし「ああ悪い、で~何だ?」

みさえ「だから~――」

その後、どうでもいい話を少ししたあと

ひろし達三人は家へと戻った。

家についてすぐ
しんのすけも公園から帰ってきた。

しんのすけ「おかえり~!」

ひろし「ただいまだろ。」

しんのすけ「そうともゆう~」

つる「しんちゃん、おやつあるわよ。手を洗ってらっしゃい」

しんのすけ「おお!おつや~おつや~」

――みさえがいないだけで、他はいつもと変わらない風景だった。

銀の助「しんのすけ~、一緒に風呂に入ろう。」

しんのすけ「おお!お背中お流ししますわよ~ん」

銀の助「ひろし~、タオルはどこじゃ~?」

――俺だけ…
いつまでくよくよしてるんだ。

つる「しんちゃん、一緒に寝ようか。」

銀の助「しんのすけ!オラと一緒に寝よう!」

つる「……」

銀の助「……」

つる、銀の助「しんのすけ!?」

――明日は会社だ。
もう寝よう…

…………

夜中、ふと目が覚める。
いつも隣から聞こえてくるいびきが聞こえない。
ひろし「……」

明日は早い、早く寝よう。

ひろし「………」

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