内祝いとか言って結局酒が入って。酔って「ありがとうねぇ。」ばかり言うお婆さんと、
「あんたは肝の小さい男や。」と怒る婆ちゃん。今すぐ結婚しろと暴走。お婆さんも乗っかって。
彼女と二人、早々に逃げ出した。さっさと風呂入って寝る準備。風呂上がりに親父と出くわして。
「二人でかしこまってるから『子供出来ました』かと思って変な汗かいたぞ。」苦笑いしてた。
「まだ無いよな?」「まだ。」「当たり前だ。」珍しく笑いっぱなしの親父がいた。
正式に婚約。特に知らせない人もいつの間にか嗅ぎつけてくるのが田舎の情報伝播力の怖さ。
速攻で知れ渡り。祝ってくれる人が多い中で、やっぱり難癖付ける人も出てきた。
[ad1]
どこにも相談が無かった。勝手な振る舞いばかりしてると親戚内からもはじかないかんなる。
本家に逆らって勘当されてまだ懲りないのかと説教態勢の方々。とにかくうるさかった。
面白かったのが「こんなやり方は無い世間に顔向けでけん恥になる。」と怒鳴り込んできた婆様。
「高校出るの待って見合いしてやる気でいたのにこんな常識外れの抜け駆けはなかろうが。」
こんなのは誰にも認めてもらわれん。格も低い年も若いで順番が違う。歳がさから順にが当たり前。
要するに何が言いたいのかというと、その家の息子が未婚だったと言う話で。彼女を譲れと。
