結果は「ちょっと(精子数)少なめ。何度か検査してみますか。」聞いて一分間くらいは固まって
四度目の検査を終えて。軽度の造精子機能障害との診断。所謂「種が薄い」と言う状態。
自然妊娠は可能なレベルだし若いんだから深刻になるなと言われたけど、ショックだった。
院長に結果を報告したら焼き肉喰わせてくれて。メジロアサマ(競走馬)の話をしてくれて。
競馬は知らないけど、頑張れば立派に子孫を残せると言いたい事は理解できて。とにかく泣いた。
迷ったけど親父達には「妊娠に問題無し。」だけ伝えた。下のおじさんは喜んで涙声。心苦しかった。
高校三年になった彼女は、一生懸命バイト頑張ってた。卒業後に正社員で働く事が決まったから。
パートさん入れても十人くらいの小さな所だけど、少しはボーナスも出してくれると。
真面目なのと仕事にキッチリこなしていたのを認められての事。やっと普通になれると喜んで。
「…赤ちゃん欲しいです。」初めてハッキリと言った彼女におそるおそる「…今?」そう聞いたら、
「卒業して一年くらいお金貯めてからですね。」準備も勉強も出来てないから今はまだ無理だと。
